秋の気配

 昨日大雨が降って、ぐっと気温が下がって一気に秋が近付いてきた。

 夏の終わりはいつも少しだけ焦ってしまうなあ。

 

 いつものようにぼーっとしながら、なんで自分はこんなに昔の思い出を忘れっぽいんだろうと考えてた。幼稚園、小学校と引っ越しをしてきて今住んでいる土地で小・中・高・大学と進んで社会人になったけれど、それぞれの記憶があんまりなくて、ひとつ前に住んでいた時の2年間の小学校時代の記憶なんて友達の名前すらぼんやりとしている。

 私のことを覚えている人達の記憶を集めて私という人間をつくったら、どんな人物になるのかなぁ、それで出来た私は実際の私とどのくらいギャップがあるんだろう、なんてことを考えてた。正反対の人物像だったりして。いや、そう変わらないかも。

 

 先日、大好きな友人と久々に会った時に当時の部活の話になって、「よくそんなに覚えてるねえ。」と言ったら「それだけ存在が大きかったからね。」と返ってきた、その言葉が耳にじりじりと残ってる。